一般社団法人グリーフサポート研究所
Grief Support Institute
これまで、我が国のグリーフケアは、米国をはじめとする先行研究や支援を提供している団体の取り組みを日本に導入する形で行われることがほとんどでした。もちろん、その取り組み自体が、多くの人の役に立ち、救われた人も数多くいたことも事実です。しかし、私たちは、そのケアやサポートが日本にあったものかという点に疑問を持ってきました。
日本人や日本の文化にあった支援のあり方や、喪失後の支援、喪失体験をしている人を支援する上での重要な社会基盤についてなど、一分野からの研究ではなく、他分野の専門家との共同研究を行える場を作る必要が増してきたことから、研究所の設立に至りました。
そして、研究だけに終始するのではなく、研究によって得られた「知見」を、持続可能な支援のためにビジネスにも活用していくこと、並びに実際に支援に取り組んでいる方々への教育を提供してまいります。
具体的には、下記「研究」「教育」「支援」の3つのカテゴリーに取り組んでまいります。
【研究】
海外の先行研究や実践を、日本の文化や日本人の価値観、社会制度の中で、どのように実践することが効果的なのかについて研究を行っていきます。人間を全人的(ホリスティック)に支援できるグリーフサポートを作り上げるために、心理学だけでなく、医療、栄養学、生理学、運動、教育などの専門領域と積極的に共同研究を行う予定です。
【教育】
死別だけでなく、「離婚」や「ペットロス」「失業」など、その他の「喪失体験」をした人を支援する上で必要な知識、スキルなどを海外の先行研究に加え、当研究所において蓄積された知見を、一般の人でも理解しやすいものにした「理解しやすい専門知識」を提供していきます。
これまで取り組んできた『心の傷を癒しながら、「グリーフ」と向き合い、日々の生活や仕事を
通じて、支えてもらうことができる社会的な仕組みと、それが長期に渡って継続できるように貢献してまいります。また、自分のために、グリーフについて理解を深められるプログラムもリリースする予定です。
【支援】
大切な存在を喪った人の多くは、どこに、そして誰に相談していいかわからないという状況です。そこで、必要な人に支援を届けられるように、研究所としても「個別カウンセリング」や「サポートグループ」を提供していく予定です。
法人概要
名称
一般社団法人 グリーフサポート研究所
所在地
〒104-0033 東京都中央区新川1-21-1 茅場町タワーレジデンス1806
電話番号
03-5244-9924(営業時間:平日のみ10時〜18時)
設立
2018年 7月 2日
代表理事
橋爪謙一郎 / Kenichiro Hashizume
<プロフィール>
支部
山形支部・新潟支部